連続セミナー「教育学を創る」のご案内(第2回広田照幸氏、2024年8月2日開催)

日本教育学会研究推進委員会では、2年間にわたって計4回、連続セミナー「教育学を創る」をオンラインで開催します。

このセミナーは、「戦後教育学批判をしてきた世代が、自身の教育学をどう構築してきたか」を語っていただき、今度は、次の世代からの挑戦を受け止めていただこうというものです。また、「自身の教育学を構築する上で、どんな思想・理論などを基盤としてきたか」も話していただき、「自分にとっての教育学の古典」も示していただこうと考えています。

分野の異なる4人の教育学者に対して、毎回、その分野の2人のインタビュアーが切り込みます。話者には、この企画趣旨にそった自分の代表的な論文を2点挙げていただき、インタビュアーは(できれば参加者も)それを読んだ上で、議論の舞台に立ちます。

スリリングな議論の展開にご期待ください。
※非会員の方もご参加が可能です。下記リンクよりお申込みください。

■ 第2回 広田照幸氏 ■

・日時:2024年8月2日(金)18:30~20:30(最大21:00)

・開催方法:オンライン(Zoom)。事前にお申し込みいただいた方に参加方法をお知らせします。(*会員向けに、後日SOLTIでアーカイブ動画公開予定)

・趣旨説明:松下佳代(京都大学大学院教育学研究科、研究推進委員会委員長)

・インタビュアー:
濱中淳子(早稲田大学 教育・総合科学学術院、研究推進委員会委員)
清水睦美(日本女子大学 人間社会学部、研究推進委員会委員)

第2回セミナーは、前半で、広田照幸氏の研究生活40年あまりを時系列的に振り返りながら、それぞれの時期の研究への取り組みを追いかけます。後半では、下記の文献の位置づけを確認しつつ、問題関心の中核とその周辺との関係に光をあて、広田氏が教育学とどのように向き合い、どのように創ってきたのか、迫ってみたいと思います。

・文献(SOLTIでの閲覧のみ(ダウンロード不可)、閲覧可能者は学会員のみ)
SOLTIマイページ>「資料のダウンロード」タブで公開中(該当文献は印刷・ダウンロード不可です。)
https://service.gakkai.ne.jp/solti-asp-member/mypage/JERA

①広田照幸「誰もが質の高い教育をひとしく受けられる社会」神野直彦・井手英策・連合総合生活開発研究所編『「分かち合い」社会の構想――連帯と共助のために――』岩波書店、2017年9月22日、109-138頁。

②広田照幸「文部省と日教組との『歴史的和解』(1995年)の政治過程」『教育学雑誌』第54号、日本大学教育学会、2017年12月25日、35~50頁、査読有。なお、本稿は加筆した上で、広田照幸編『歴史としての日教組 下』(名古屋大学出版会、2020年)に収録されている。

・申込み:https://forms.gle/SH3EbizV86iFAXnw6
(7月30日締め切り。締め切り日以降は、直接、下記の学会事務局あてにメールでご連絡ください。)

・問い合わせ先:日本教育学会事務局 jimu@jera.jp